平等に訪れる死
どんな偉人でも極悪人でも、人間は必ず最後に死を迎えます。
死に方は多々あれど、現世と線引きする「死」の訪れは誰もが平等に抱えているものです。
ここでふと疑問に思うことはありませんか?
そう、人間は死んだらどうなってしまうのか、ということです。
死後の世界は存在するのか
科学や情報化社会がいくら進化しても、現時点では死後の世界が存在するのかどうかは明らかにされていません。
それもそうですよね、少なくとも人間は死んだら生き返ることはないのですから。
死後の世界はその言葉の通り人が死んでから行く場所であり、そこでの様子は死んだ人間にしかわからないものですが、死後の世界を見てきたと話す方は意外と多くいるように思います。
いわゆる臨死体験がそれです。
臨死体験
実際に死の淵を彷徨った人間が体験する臨死体験。例えば死んだ人に出会ったとか、ベッドに横たわる自分の姿を空から見ているとか、国籍や宗教観に関係なく誰もが似たような体験をしています。
ただ、それでも死後の世界が存在するかという証明にはならないでしょう。
ざっくり言うと、臨死体験で垣間見る光景は「生きている人間の脳」が見させているものなので、それは死後の世界で起こっている事象ではないからです。
死を認識するのは本能
例えば「人は死んだら神様になる」といったように、死生観は人間の感性や価値観によって捉え方は千差万別です。
にもかかわらず、臨死体験で皆同じような出来事を口にするのには違和感を覚えます。
重複するようですが人間の本能が死後の世界を
重複するようですが、それは「感性に囚われない人間の本能」が死を認識しているからなのです。
果たしてその本能が
死後の世界の存在があるとすれば、誰彼から学んだわけでもない本能に刻まれた死生観が